
インターネットや人工知能など情報技術は目まぐるしく進歩しています。新たな技術を組み込んだ新たなサービスが登場し、それにつれてサービスを利用する人の意識も変化してきました。技術とサービスと意識はつながって発展していると思います。しかし、最新の技術でも便利なサービスでも安心してサービスを使えなければ、人の心はだんだんとサービスから離れてしまうでしょう。安心して使えるサービスのルールやシステムなど、ネット社会の課題はたくさんあります。
スマホやパソコンは現代人の便利なツールですが、使い方をよく知らないと個人情報が漏れてしまうことがあります。ただ、使い方をあまり知らなくとも、個人のプライバシーが守られることがネット社会の秩序だと思います。
ネットに限らず、誰もが便利なサービスを享受し、個人のプライバシーをコントロールできるために、生活者として、企業人として、技術者として、私はこれまでの経験や知識を活かして個人情報保護のために尽力していきたいと思います。
略歴
昭和51年3月 | 慶應義塾大学工学部卒業 |
昭和53年3月 | 慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了 |
昭和53年4月 | 日本電信電話公社入社 |
平成元年10月 | 工学博士(慶應義塾大学) |
平成7年7月 | 日本電信電話(株)研究開発本部研究企画担当部長 |
平成16年7月 | 日本電信電話(株)サイバーソリューション研究所所長 |
平成19年4月 | 慶應義塾大学環境情報学部教授 |
平成31年1月 | 個人情報保護委員会委員 |