平成29年1月18日、其田事務局長がアストラ欧州委員会司法総局長及びデータ保護スーパーバイザー(EDPS)ブッタレリ総裁を訪問し、協力対話等を行いました。各訪問先との協力対話等の概要は以下のとおりです。
(アストラ欧州委員会司法総局長)
アストラ欧州委員会司法総局長から、最近、欧州委員会で採択された「グローバル化する世界における個人データの交換と保護」と題する政策文書について発言がありました。 同政策文書において、欧州委員会は、2017年に、十分性認定の可能性を探ることも含めた、ハイレベルの保護を確保しながらのデータ流通促進について、日本と積極的に連携していく意思を表明しています。また、同司法総局長から、EU一般データ保護規則に関する考え方等について詳細な説明が行われました。
其田事務局長からは、当委員会の活動実績や我が国の改正個人情報保護法の全面施行に向けた政令・規則等の制定について説明を行いました。
こうした意見交換の中で、日EU間の個人データの越境移転を円滑に進めるために、これまで司法総局と当委員会で積み重ねてきた双方向の対話を継続的に行い、互いに関心がある技術的な論点についての議論を深めていくこと、また、近々対話を行うことで一致しました。
(EDPSブッタレリ総裁)
其田事務局長から、当委員会の活動実績や我が国の改正個人情報保護法の全面施行に向けた政令・規則等の制定について説明を行ったのち、国際的な個人データ移転における保護制度の在り方等について議論しました。
こうした意見交換の中で、個人データの保護に関する監督機関同士の執行面における相互協力のあり方等についても意見交換を行い、今後も連携を続けていくことで一致しました。
加えて、其田事務局長は、1月19日にティマーマンス欧州委員会筆頭副委員長官房を、同月20日にアルブレヒト欧州議会議員を訪問し意見交換を行いました。