令和7年6月「第63回アジア太平洋プライバシー機関
(APPA)フォーラム」

浅井委員及び中湊専門委員が第63回アジア太平洋プライバシー機関(APPA)フォーラムに出席

令和7年6月11日から12日(いずれも日本時間)にかけて、第63回アジア太平洋プライバシー機関(APPA)フォーラムがオンライン形式で開催され、当委員会より浅井委員及び中湊専門委員が参加しました。

フォーラム1日目には、中湊専門委員より、信頼性のある自由なデータ流通(Data Free Flow with Trust:DFFT)推進のための当委員会の施策について、本年4月に実施した日EU間及び日英間の会談の内容を中心とした相互認証の枠組みの更なる発展について説明を行ったほか、グローバル越境プライバシールール(Cross-Border Privacy Rules:CBPR)に関し、本年2月・3月に開催した国内事業者向けセミナーをはじめ、国際的な企業認証制度の普及促進のための取組について説明を行いました。

フォーラム2日目には、「激動の時代におけるプライバシー法の改正と規制の今後の方向性」をテーマとしたセッションにおいて、浅井委員より、個人情報保護法の3年ごと見直し規定に基づく検討の状況について、これまでの検討を踏まえ、本年2月・3月に公表した、三つの項目に分類した制度的論点の概要を説明しました。今後、この考え方も踏まえつつ、関係者との議論を継続し、検討を進めていく旨の発言を行いました。

このほか、本フォーラムでは、「小売業における防犯や公共安全性のための生体認証技術」、「プライバシー強化技術」、「個人情報漏えい報告」等のテーマにつき、各データ保護機関等の取組の情報共有及び意見交換が行われました。

  • 発表を行う浅井委員
  • 発表を行う中湊専門委員