グローバルCBPRシステムの稼働について

グローバルCBPRシステムの稼働について

2025年6月2日より、グローバル越境プライバシールール(CBPR: Cross-Border Privacy Rules)システムの運用を開始します。一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が、承認を受けたグローバルCBPRシステムの認証機関として、企業からの申請に基づく審査を実施し、認証付与を行います。

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1.CBPRの拡大

越境プライバシールール(CBPR: Cross-Border Privacy Rules)システムは、越境する個人データに関して、企業等が個人情報保護に係る一定の要件を満たしていることを国際的に認証する制度です。当該制度への参加を認められた国及び地域が認証機関を登録し、この認証機関が企業等について、その申請に基づき審査を行い、認証します。

CBPRシステムは、これまでAPEC(アジア太平洋経済協力)における制度として実施されてきましたが、2022年4月に、APECの枠にとらわれず、より広範囲での個人データの円滑な越境移転や各国における規律の相互運用性を促進させること等を目的として、世界中の国及び地域が参加可能な枠組みである「グローバルCBPRフォーラム」(以下「フォーラム」という。)の設立が宣言されました。それ以来、我が国を含むフォーラム参加国及び地域は、より広範囲での個人データの円滑な越境移転を目的として、フォーラムにおける新たな企業認証制度の確立に向けた取組を行ってきました。

2.グローバルCBPRシステムの稼働

2025年6月2日、フォーラムは、グローバルCBPRシステムの運用を開始し、認証機関による認証付与が始まりました。

日本では、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)がグローバルCBPRシステムの認証機関として承認を受けており、本日から認証付与を開始します。

詳細は、JIPDECのウェブサイトをご確認ください。

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当委員会は経済産業省とともに、フォーラム参加国及び地域拡大に向けた取組やグローバルCBPRシステムの普及促進に向けた国際的な議論に引き続き積極的に貢献します。


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