第44回世界プライバシー会議(GPA)

浅井委員及び麻田専門委員が第44回世界プライバシー会議(GPA)に出席

令和4年10月25日(火)から28日(金)にかけて、第44回世界プライバシー会議(GPA)がトルコのイスタンブールで開催され、当委員会より浅井委員、麻田専門委員等が参加しました。

25・26日のオープンセッション(民間も参加可能)では、「バランスの問題 急速な技術発展の時代におけるプライバシー」とのテーマの下、様々な基調講演・パネルディスカッションが実施されました。

27・28日のクローズドセッション(GPAメンバー及びオブザーバーのみ参加)では、GPAの1年間の活動成果及び今後の動きに関する報告等が行われ、また、GPAの運営体制や昨今のプライバシー・データ保護に関する主要なトピックを反映した3つの決議案が採択されました。

当委員会からは、浅井委員が、「越境データ移転メカニズムの効率性」をテーマとしたパネルディスカッションにパネリストとして登壇し、DFFTの推進として、複数のオプションから事業ニーズに応じたメカニズムを選択できる環境の構築が必要であると述べた上、今後はマルチアプローチと相互運用性を拡大・促進する方向でグローバルな越境データ移転メカニズムを開発することが必要である旨の発言を行いました。また、麻田専門委員が、「顔認識技術における個人情報の適切な利用に関する原則及び期待」に係る決議案について、当委員会が作成に関与したことに触れつつ、同原則の重要性を強調し、今後の課題対処への大きな一歩になることを期待する旨の発言を行いました。

さらに、サイドイベントとして開催された「調査の未処理案件の管理に関するキャパシティビルディングワークショップ」において、当委員会事務局職員が登壇し、当委員会の管理手法について発表するとともに、各国からの報告も踏まえ、未処理案件の残数を効果的に減らすための工夫に関して意見交換を行いました。 また、年次会合と並行して、他国のデータ保護機関等との面談や交流を行いました。

  • パネルディスカッションに参加する浅井委員
  • 発言を行う麻田専門委員
会議の様子