
個人情報保護委員会
「STOP!名簿流出」の啓発を目的としたTVアニメ『転生したらスライムだった件』とのコラボレーションについて
個人情報保護委員会は、「STOP!名簿流出」の啓発を目的として、TVアニメ『転生したらスライムだった件』とコラボレーションし、ポスターの掲載、デジタルサイネージ広告などを実施するとともに、個人情報保護委員会公式Xなどを通じた情報発信を行います。
「国民を詐欺から守るための総合対策(令和6年6月18日 犯罪対策閣僚会議)3「犯罪者のツールを奪う」ための対策 (4)闇名簿対策 ア個人情報保護法の的確な運用等」において、『「名簿屋」等の事業者において、個人情報保護法の規定の下での個人データの適正な取扱いが確保されているかについて実態を把握するため、引き続き幅広く情報収集に努め、その結果等を踏まえ、必要に応じて指導等の権限行使を実施する。警察における特殊詐欺の捜査の過程で、悪質な「名簿屋」等の事業者を把握した場合には、個人情報保護法に基づいた行政上の措置の前提となり得る「名簿屋」等の事業者実態把握に資するため、個人情報保護委員会に対して積極的な情報提供に努める。また、例えば、従業者教育等安全管理措置の徹底等の個人情報の適正な取扱いの確保を図るべく、引き続き、様々なチャンネルを通じた広報・啓発を推進する』とされていることを踏まえたものです。
強盗、特殊詐欺などに使われないために、個人情報取扱事業者において、個人情報保護法に基づき、適切に名簿を管理していただくことは重要と考えています。
個人情報取扱事業者には、事業※で名簿等を利用していれば、株式会社等の営利組織だけでなく、自治会・町内会、同窓会、PTA、マンション管理組合、NPO法人、サークル等の非営利の団体や、個人で活動している個人事業主も該当します。また、例年、特に3月から4月にかけては、進学、就職等で人の移動が多い時期であり、名簿等を取り扱う機会が増加するものと考えています。こうしたことを踏まえ、この度、学生や社会人など幅広い層に認知されている『転生したらスライムだった件』とコラボレーションしたポスターなどを通じて、幅広い層への啓発を行うこととしました。
※「事業」とは、一定の目的をもって反復継続して遂行される同種の行為であって、かつ社会通念上事業と認められるものをいい、営利・非営利の別は問いません。
個人情報保護委員会では、今回のポスターなどを活用し、「STOP!名簿流出」の啓発を引き続き推進してまいります。今回作成したポスター(5種類)は、個人情報保護委員会ホームページの啓発資料掲載ページに掲載しており、ダウンロードして御活用いただけます。 啓発資料掲載ページには、主に自治会等を対象とした、名簿の取扱いに関する基本的なルール等を紹介するフライヤー、パンフレットなども掲載していますので、是非自治会等をはじめ多くの方々にこれらも御活用いただきたいと考えております。